[続]*保健室は秘密の園*

「ちょっと…拓実く」




「そんなに俺との関係知られたくなかった?」




もしかしてお兄ちゃんのこと勘違いしてる?




「そうじゃなくて…」




「何がそうじゃなくてだよ。あいつに声かけられた瞬間手はなしたくせに?」




誤解を解こうとするも拓実君は何も聞いてくれない




「ちょっと落ち着いて」




「だいたい春は全然好きって言ってくれないし。本当は俺で遊んでるだけなんじゃないの?」




その瞬間私の中の何かがブチ切れた…と同時に我慢できずに涙が溢れ出した