「やっぱ春だー。いやぁなーんか春に似てるやついるなーと思ってガン見してたらさー。本当に春だもんな。びっくりした」




早くこの場から逃げたい




お兄ちゃんに彼氏といるところ見られるなんて恥ずかしすぎる




ていうか普通男と二人でいる妹に話しかけないでよ




心の中で早くどっかいけと念じるもまだ話し続ける兄




「いやぁでも最初本当春だと思わなかったなぁ。なんか今日雰囲気違うし」




その後も一通り話しまくった兄は風のように去っていった