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佐奈
決めたよ…
あたし――――…
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「…」
「なに…決めた?」
暗くなるのが早い冬は
5時をすぎたくらいの今でも、目の悪いあたしにとっては麗さんの表情も見えないくらい暗くて
「あたし…」
「…俺のこと嫌い?」
え??
そんなことない…
頭を横に振った。
「じゃあ、好き?」
「…」
…あたしの気持ち
ちゃんと言わなきゃ…
「…わかんない」
「…」
そう、わかんないの…
だからあたしの答えは…
「好きかどうか、わかんない。だから、あたしは付き合えな」
「いい」
「…え…?」

