あと3時間くらいたったら
戻ろうかな


そんなことを思っていたら
誰かがこっちにむかってくる


まさか見つかった?


警戒していると影が光が当たる
ところで止まった


「こんな時間にお散歩?」


そこにいたのは執事ではなく、
同い年位の男の子だった


「彼方こそ、親御さんに怒られないの?」


外の同い年位の人に会うのは何年ぶりかしら


「僕、1人暮しだから怒られないよ。」


「そう、よろしかったら名前を教えて
くれないかしら。」


図々しかったかな?

嬉しくて思わず言ってしまったわ


彼は私の隣に座って笑顔で


「星野 春兎」

と教えてくれた


ほしの はると

いい名前だなー


「はるうさぎって書いてはるとって読むんだ」

うさぎってなんか、かわいい


「君は?」


「私、柊 乙葉。
乙女のおとに葉っぱのは
でおとはって読むの」