乙葉~side~


冬ちゃんから逃げて家に着くと

パーティーは終わっていた


「よかった、でもどうしよう。

冬ちゃんにひどい事言っちゃった」



自分の部屋のベッドに倒れこむ


きっと冬ちゃんの事だ

私の事を考えて言わなかった


っと思う



なのに私ったら


コンコンッ


「乙葉ちゃん。入るよ。」


そう言って入ってきたのは

私の母親の双葉(ふたば)



「双葉ちゃんどうしよう。」


「どうしたの?」



双葉ちゃんはベッドに腰をかけ

話を聞いてくれる


双葉ちゃんは私にとって

母親と言うよりお姉ちゃん



お腹まであるストレートの黒髪

目はぱっちり二重

スタイルも抜群

頭もすごくいい


いわゆる容姿端麗、頭脳明晰

しかも誰に対してもフレンドリー