「ナフィ!」
柔らかな男の声が背後から聞こえた。
それから一拍遅れて、神官の悲鳴が聞こえた。
「ガルニド……」
ナフィは私の肩につかまって私の後ろにいる人物を見て呟いた。
私は立ち上がって振り向いた。
粉のように細かく砕かれた花瓶の落ちてきたところに、月の色の髪に、私と同じ色の瞳の美しい青年がいた。
歳は私と同じくらいに見える。
しかし、そうではないのだろう。
ナフィは私の瞳の色を精霊の瞳の色と同じだと言った。
ならば、この人物は……精霊なのだ。
精霊の森の民が仕える、女神に仕えるという、精霊。
そしておそらく、ナフィの結婚相手なのだろう。
「ナフィ、良かった……誰だかわからないけど、ナフィを助けてくれて本当にありがとう」
ガルニドはナフィに手を差し伸べたが、ナフィは強く私の首に手をまわしてしまい、ガルニドは困ったように私に微笑んで言った。
そして、すぐに驚いたように破顔した。
「驚いたなぁ。マナ持ちがまた生まれたんだ」
「マナ?」
聞きなれない言葉に私は首を傾げた。
前から神官の駆けつける姿が見えても、私は思考にもやがかかったように何も感じず、ナフィを抱いたまま、そこに立ち尽くしていた。
柔らかな男の声が背後から聞こえた。
それから一拍遅れて、神官の悲鳴が聞こえた。
「ガルニド……」
ナフィは私の肩につかまって私の後ろにいる人物を見て呟いた。
私は立ち上がって振り向いた。
粉のように細かく砕かれた花瓶の落ちてきたところに、月の色の髪に、私と同じ色の瞳の美しい青年がいた。
歳は私と同じくらいに見える。
しかし、そうではないのだろう。
ナフィは私の瞳の色を精霊の瞳の色と同じだと言った。
ならば、この人物は……精霊なのだ。
精霊の森の民が仕える、女神に仕えるという、精霊。
そしておそらく、ナフィの結婚相手なのだろう。
「ナフィ、良かった……誰だかわからないけど、ナフィを助けてくれて本当にありがとう」
ガルニドはナフィに手を差し伸べたが、ナフィは強く私の首に手をまわしてしまい、ガルニドは困ったように私に微笑んで言った。
そして、すぐに驚いたように破顔した。
「驚いたなぁ。マナ持ちがまた生まれたんだ」
「マナ?」
聞きなれない言葉に私は首を傾げた。
前から神官の駆けつける姿が見えても、私は思考にもやがかかったように何も感じず、ナフィを抱いたまま、そこに立ち尽くしていた。



