ガラッ 扉の空く音がする………。 珍しいな…。誰だろう? 「あ……せ………」 イヤホンをしている為、全く聞こえなかったが、女の子が末野くんに声をかけているのはわかった。 すると、末野くんは私を一瞥してからその子に着いて行った…。 扉を閉める音は聞こえた。 二人の会話は聞こえなかった。 どうしたんだろう? まぁ、予想は着いているんだけどね… 今までにも何度かあった、《呼び出し》。 まぁ、多分今回も告白だろうな…。 でも何時も思う。 何故、彼は誰とも付き合わないのだろう…。