「行くぞ。」
「うん。」
あたしたちはステージの中央に立った
なんだろう、このドキドキ感
緊張じゃなくてまた違うドキドキ
「楽しもうぜ、心。」
「うん!」
なんでだろ……さっきまでの不安なんて忘れちゃうくらい、わくわくしてる
次の瞬間
パッとあたしたちだけライトで照らされる
お客さんのざわめきが伝わってくる
でも曲が流れてきて、ざわめきなんて気にならないくらい夢中で踊った
見えるのは今までと違うあたらしい世界とユウ
曲はSETSUNAのデビューシングル
2人しかいない分、少しだけアレンジをくわえてはいるけど、振り付けは完璧に覚えてある
何度かユウとアイコンタクトをとる
ユウはあたしに自由に踊らせてくれた
やっぱりダンスはたのしい
だから、やめられない

