花とキミ*春・夏




「え‥なんで璃菜ちゃんは
起きてるの?」

「結構強めの睡眠薬っぽかったから、
私は飲まなかったの。
帰りとか、見つけてくれた人に
おんぶでもされて、帰ることになるとか
嫌だったし。」

「えー俺たち信じてくれなかったの?」

「あれだけのヒント出したんだし‥
あんたたちが、一番に来るだろうとは
思ってたけど‥
あんたにおんぶとか、無理。」

ガーンと効果音がつきそうな顔を
した雷哉は、放っといて。

花菜、本当に起きないのか?

「花菜ー」

「‥スースー」
起きないか。

「空哉、おぶってけよ。」

「そうだな‥っしょ。」
‥軽。肉ついてんのかよ。

俺は花菜をおぶって、
雷哉と藍沢は歩いて小屋を後にした。