空哉くんは扉の前に立って、
お邪魔しましたとお辞儀をした。
礼儀正しいなぁと眺めていると、
「花菜‥また明日な。」
と空哉くんの温かい手が
私の頭に乗った。
「う‥うんっ!!」
私は、少々吃りながらも返事をした。
バタンと扉が閉まり、
ふぅーと息を吐くと‥
「花菜ちゃん‥やっぱり、一緒に
お茶しましょ?」
と空美さん。
「‥え?」
「そうよ‥水あげは、橘に任して‥
いいわよね‥橘?」
とお母さん。
「はい‥もちろんでございます。」
「「じゃあ、行きましょ!!」」
え、え?!
訳も分からず、2人に両腕を
掴まれ部屋に連れていかれた。

