花とキミ*春・夏




「‥何で‥」

《その子たちも、空哉くんが好きで、
ちょっとやり方間違っちゃっただけ。

私の方が、先に空哉くんに出会って
付き合えただけだもん‥

片想い中の気持ち、
分からなくないから。

私、空哉くんがあの子たちに
何かやっても嬉しくないよ?》

メモから、顔を上げると
花菜は柔らかく微笑んで
俺の手を引っ張って歩き始めた。


クラスの近くに行くと、
A組から須田が飛び出してきて
花菜をさらっていった。

花菜は苦笑いで、手を振ってたけど‥

「あぁーッ!!」

頭をガシガシと掻きながら
教室に入った。