花とキミ*春・夏




「もーナツ‥
ごめんね、王子。」

「いや‥てかさ、その王子って呼ぶの
止めてくんね?海谷でいいよ。」

「あ‥分かった‥
ごめん、ナツ連れてくね?

ナツ、早く行こうよ‥
2人とも困ってるから。」

「えー花菜ちゃんが足りないー!!」

「教室で会えるでしょ!!
あたしだって、
璃菜さんに会いたいのー!!」

「花菜ちゃん、早く来てねー♪」

井口にズルズル引きずられ、
去っていった須田。

「さて‥俺たちも行くか?」

こっちを見ずに頷いた花菜。

ん?―――‥あー。
「花菜‥照れてんの?」