花とキミ*春・夏




「花菜ちゃん、おはよ!!」

部屋に入ってきた琉実さんに
ペコッと頭を下げた。

「早く早く〜空哉くん来ちゃうよ♪」

多分、声が出るか
確認しに来てくれたんだろうなぁ‥
やっぱり、出ないみたい‥

《よし!!》

あの日、私が帰ってきてから
すぐに乾燥をかけてくれた制服を
着て、1人で気合いを入れた。

下に降りて、しばらくすると
インターホンが鳴った。

楽しそうな琉実さんの後を追って
玄関に向かった。

「空哉くん、おはよ〜♪」

「おはようございます。
花菜、もう行けますか?」

「もうバッチリよ♪ね、花菜ちゃん?」

琉実さんの後ろで大きく頷いた。