花とキミ*春・夏




「‥ん?じゃあ、起こす?」

「すいません‥
起こさないであげて下さい。
花菜、疲れてるんで‥」

「‥空哉くん?」

‥――パタン

「はぁ‥」

本当にどうしよう‥
俺、情けなさすぎる。


「‥‥空哉くん!!」

多分気づいたんだろう琉実さんが
慌てて部屋を出てきた。

「花菜ちゃん、服濡れてるんだけど?!」

それから、琉実さんに
濡れてる理由が分からないこと
声が出ないっぽいことを話した。

「とりあえず‥先生呼んでくる。」

琉実さんがどこかに電話してるのを
ちゃんとした医者雇ってんだな
なんて思いながらぼんやりと見ていた。