花とキミ*春・夏




何とか藍沢を説得して、
雷哉が送ることになった。

「スー‥‥スー‥‥」

花菜をおぶって歩いていると、
寝息が聞こえてくる。

花菜‥絶対、熱あるんだよな。
なんか温かいし。

元々風邪気味だったってことは
水かぶって、悪化したよな‥

‥――ピンポーン‥

『はいはーい‥空哉くん、どうぞ〜』

こんな状態の花菜を見たら、
琉実さんはどう思うんだろ‥

「空哉くん、ごめんね〜
部屋まで運んでもらっていい?」

「‥はい。」

「はい、どーぞ‥って
あたしの部屋じゃないけど〜」

「琉実さん‥俺、出ていくんで
花菜、着替えさせてもらえますか?」