花とキミ*春・夏




珍しく真剣な雷哉に従って
花菜を改めて見た。

「花菜ちゃん‥‥震えてる。」

雷哉の言う通り、花菜は震えていた。
水に濡れている寒さか‥
俺への恐怖か‥‥

「花菜‥ごめん‥‥」
謝って、優しく抱きしめた。

「〜〜〜〜〜っ‥‥ふぇ〜〜‥」

しばらく背中を撫でてやると
安心したのか泣き出した花菜。

何で‥‥俺が花菜責めてんだよ。
焦ったからって‥そりゃねぇよな。

「‥‥‥」

泣き声が止んだかと思うと、
花菜は泣き疲れたのか寝息をたてていた。