花とキミ*春・夏




*空哉side


あいつ‥伝言すんのに、
どんだけかかってんだよ。

「はぁ‥」

ため息をついて、自分と雷哉の分の
バックを持って教室を出た。

「ねー璃菜ちゃん、一緒に帰ろ?」

「何度断ったら分かるの‥
嫌、って言ってるでしょ。」

またやってるよ‥

「お前‥遅すぎ。」
雷哉の頭にカバンを置いた。

「おー空哉、サンキュ。
あ、伝言はバッチリ伝えたから。
今は璃菜ちゃん説得中〜」

ご苦労なこった。
藍沢もしぶといねー‥

って‥
「‥花菜は?」

花菜の姿が見えないんだけど‥

「花菜ならトイレって‥遅すぎね。
お腹でも痛かったのかしら‥
ちょっと私、見てくるわ。」