花とキミ*春・夏




「意外とそれが一番楽かもね‥
誰か1人に言ったら噂で広まるだろうし。」

「じゃ‥それで決まりな。
花菜、1人で来いって言われても
ちゃんと俺に言えよ?」

「えっ‥あ、分かった〜」

花菜‥1人で来いって言われたら
1人で行く気だったな‥

本当に‥大丈夫か‥?

キーンコーン‥
チャイムが鳴った。

「じゃ‥また、放課後な。」

「‥放課後?」

何も分かってない花菜の耳元に
口を寄せて言った。

「帰り、送ってくから‥
一緒に帰んの嫌?」

「いっ‥嫌じゃない‥」

あーぁ‥顔真っ赤だし。
本当に、可愛い奴。

「‥じゃあな。」

また頭を撫でて、その場を後にした。