「分かりました‥
もう6時ですので、お迎えに
参ります。」
「いえ‥大丈夫です。
まだ明るいですから!!」
「花菜様‥
では、お気をつけください。」
「はい‥じゃあまた後で。」
やっぱり、橘さんって心配性。
6時って言ったって、
春だからまだ明るいのに‥
「花菜‥どうした?」
「‥何でもないよ。」
「そっか‥
じゃあ行くぞ。」
「え‥どこに?」
「どこって‥花菜ん家?」
「私の家‥どうして?」
「もう遅いし‥送るがてら。
後、届け物。
母さんに頼まれたんだけど、
花菜ん家分かんないし‥」
あぁ‥そういうことか。
なぜだか、悲しかった。

