花とキミ*春・夏




「出来る、出来る。」

「出来ないよ〜」

「ふーん‥?」

俺が立ち止まると、
自然と花菜も立ち止まった。

「花菜は、そんなに俺以外の男子と
話したいんだ‥?」

意味深に言って、歩き出した。

「ちっ‥違うよ?!」
カランコロン  カランコロン

俺がさっきより速く歩いてるから
下駄の音が忙しく鳴る。

「じゃあ‥どうする?」

「えっと‥頑張ります。」

「じゃあ‥頑張って下さい?」

「うん。あ‥雷哉くんとは、
お話してもいいの?」

雷哉?
「いいけど‥
あんまり、あいつに触られんなよ。」