花とキミ*春・夏




「‥はぁっ?!」
思わず声が出た。

「ビックリした‥
空哉くん、どうかしたの?」

「いや‥何にも。」

「そっか‥」


「璃菜と雷哉くん‥遅いね?」

花火も落ち着き始めた頃、
やっとその事を気にし始めた花菜。

「あいつら‥帰ったってよ。
さっき、メール来た。」

「ぇえ?!そうなの?」

「あぁ‥」
メール見せてやることは出来ないけど。

「じゃあ‥私たちも帰ろっか?」

俺に背を向けた花菜の腕を引っ張ると
簡単に俺の腕に収まった。

「空哉くん‥っ」

腕を精一杯伸ばして、
俺から離れようとしているけど
全然力が弱い。