花とキミ*春・夏




暗闇にも目が慣れて、
空哉くんの顔がうっすら見えて
恥ずかしくなった。

慌てて手を離そうと‥‥って
「え‥?」

私の手は、空哉くんに掴まれている。
何で?!

「いいよ‥掴んでて。」

「あ‥ありがと。」

今日の空哉くん、意地悪だったのに
スゴいカッコよくてドキドキする‥


‥ヒュルル〜〜ドォンッ‥――

暗かった所がいきなり明るくなって
花火があがったことが分かった。

「わぁ〜‥」

―――ドォン‥ ――ドォン‥

次々とあがる花火に感動していた。

「花菜、私ちょっと
トイレ行ってくるから。」

「あ‥うん。」

「ほら、あんたも来なさい。」

璃菜が雷哉くん誘うなんて珍しいなぁ
なんて思いつつ、花火に見とれていた。