花とキミ*春・夏




*花菜side


あんなに綺麗な璃菜の近くに
行くなんて‥何だかなぁ‥

でも、しょうがないよね‥

「璃菜〜!!」

大きく手を振ると、
こっちに気づいてくれて
雷哉くんが手を振り返してくれた。

「空哉くん、行こっ!!」

走り出そうとすると
‥――グイッ

「‥え?!」

私を引っ張ったのは空哉くんで
力が強かったのか、私は空哉くんに
寄りかかる感じになってしまった。

「あの‥空哉くん?」

ちょっと見上げて聞いてみた。

この体勢、かなり恥ずかしいんだけど‥

少し下を向いた空哉くんと目が合う。

「‥‥転ぶぞ?」

‥ドキン

ただでさえメガネをかけている空哉くんは
カッコいいのに‥

カッコよすぎるよ!!