花とキミ*春・夏




「花菜ちゃん、転ばないようにね!!」

「分かってます♪」

お‥‥来たか?

「‥‥‥‥」

ヤバい‥
息を飲むほど可愛いって
こういうことか‥

淡いピンク色の浴衣は、
花菜にピッタリで‥
髪をあげているからか、
いつもと雰囲気が違う。

なんつーか‥綺麗、だな。

「空哉くん、ありがと‥」

「え‥いや、別に。」

「じゃ‥行こ?」

ニコニコ笑いっぱなしの琉実さんに
見送られて、花菜ん家を後にした。

カランコロン  カランコロン

花菜の下駄の音が、せわしなく鳴る。

「あ‥悪い。」
俺が歩くの速いのか‥

  カラン    コロン  
  カラン    コロン  

ゆっくり歩くと、下駄の音が
大分おとなしくなった。