花とキミ*春・夏




余裕な藍沢の表情。

『‥って言ってますよ?
どうしますか、王子。』

「頑張るしかないですね。」

『では、頑張ってください。
姫と王子ペアでしたー』

あの放送委員‥冷たいんだか、
テンション高いんだか‥

そんなことを考えていると
俺の番だった。

‥――パンッ

余裕で机に着いたはいいけど‥
黄色い紙をチラリと見る。

《王子専用☆》

よし、見なかったことにするか。
雷哉と同じお題は嫌だ。

白い紙に手を伸ばすと、
近くにいた先生に注意された。

「海谷、何やってんだ。
お前はその黄色い紙だぞ?」

「はぁ‥」

そう言われたら仕方がない。
渋々紙を手に取って、中を見た。