花とキミ*春・夏




『男子の借り人競争です。』

「雷哉、行くぞ‥って、暗い。」

まぁ藍沢にこてんぱんに
言われてたからな。

「分かってたことだろ‥
今さら落ち込むなって。」

「空哉‥フォローになってないから。」

「あ、悪い‥」

俺はこのくらいの方が静かで
いいと思うけど。

「いいよ‥」

もしかして、このくらいの方が
藍沢にも嫌われないんじゃね?

これは‥‥言わないでおくか。
さすがに可哀想だし。

‥――パンッ

やっと1列目がスタートした。
俺、一番最後だし‥ダルい‥

‥――――――――――――

はぁ‥やっと雷哉か。
雷哉は俺の1個前。