花とキミ*春・夏




*空哉side


「空哉〜」

花菜と別れて、席に戻ると
雷哉がニヤニヤと近寄ってきた。

「‥んだよ。」

「いや〜本当に、カッコいいね。」

「‥‥は?」
こいつ、とうとう狂った?

「俺が行く。とか言っちゃって?
そんなに嫉妬すんなよな。」

バシッと俺の肩を叩いた。
「‥うざ。」

「冷たーい‥俺泣いちゃう。」

バカか‥こいつ。
冷たい目で雷哉を見てると

「ちょっと‥」

誰かが声をかけてきた。

泣き真似をしていた雷哉は
素早く顔を上げてそいつの名前を呼んだ。

「璃菜ちゃん!!」

「海谷‥
ちょっとこいつ借りるわよ?」

「あぁ‥お好きにどうぞ。」