花とキミ*春・夏




近くの椅子に座った璃菜は
プログラムを広げた。

「えーっと‥走る競技は
大体出るって言ってたよ?」

「じゃあ‥100と400とリレー?」

「うん、確か。」

「見るんでしょ?」

「うん‥暇だしね‥」

「素直じゃないわね〜」

「もうっ!!
あ、雷哉くんも大体同じだって♪」

「‥別にあいつはいいわよ。」

本当‥璃菜って、
雷哉くんに冷たいよね。

「あ‥そろそろ100メートルよ?」

‥――パンッ
1列ごとに走り出した。

空哉くんはー‥いた!!
一番最後か。背の順だもんね‥

「見つかった?」

「うん♪一番最後の列みたい。」