花とキミ*春・夏




「‥空哉くん?」

こっちを見上げた花菜の目は
腫れていて、
ちょっと痛々しかった。

「入れてもらって‥いい?」

「え‥でも‥」

「藍沢に誤解解いて来いって、
怒られたんだよ‥
俺も、花菜と話したいし‥」

「うん‥
じゃあ――どうぞ?」

部屋に入ると、さすが花菜の部屋。
窓際には植木バチが置いてあるし
きちんと片付いてる。

「あ、えっと‥そこの
ソファーにでも座って?」

俺がソファーに座ると、
花菜は少し離れたベッドに座った。

「「‥‥‥‥‥」」

何となく、気まずい空気が流れる。