「花菜はね‥溜め込みすぎなの。
花菜に彼氏とかが出来たら
その彼氏が不安や悩みを拭って
くれるかもしれない‥

だけど、花菜にそういう存在が
出来るまでは私が花菜を支えたいの。
花菜は気づいてないかもしれないけど、
私は花菜に支えられてるから。」

璃菜の目には、
涙が光ってる気がした。

そんな風に思ってくれてたなんて‥
全然気づかなかった―――

「璃菜‥ごめんね‥
私だって、気づけなかった。

話‥聞いてくれる?」

「‥もちろんでしょ。」

やっと、璃菜らしい笑顔が見れた。