花とキミ*春・夏




「ただいま〜」

「琉実っ‥買い物に
どれだけ時間かかってんだよ!!」

デカイ扉から家に入ると、
橘さんの声が聞こえた。

「ごめん、ごめん‥
門の前で皆に会ってさ〜」

「‥皆?」

「こんにちは‥」

藍沢が遠慮がちに挨拶をすると、
橘さんの表情がさっと変わった。

「‥皆さんお揃いで。
花菜様に、ご用ですか?」

橘さんって‥二重人格か?

「あ‥はい。」

「え‥ちょっと、
あたし話したいことあるの!!

由真、あたしたち応接室
みたいなところにいるから〜
3人に紅茶でもよろしく♪」

「ちょっ‥琉実?!」

後ろから呼んでる声も無視して
琉実さんは藍沢を押して、
歩き出した。