花とキミ*春・夏




*花菜side


「花ー菜‥?」

気づくと、私の顔の前で
手を振っている璃菜。

「璃菜‥?」

「大丈夫?もう、放課後だよ?」

「うん‥帰る。」

バックに教科書なんかを
詰めていると呟いた璃菜。

「花菜‥気づけなくてごめんね?」

「‥え?」

「ファンクラブの会長に
何かされてたんでしょ‥?」

「なん‥で‥」
知ってるの?

「海谷が呼び出されて、
聞いたって言ってたよ?

もう、大丈夫なんだよね?」

空哉くんが‥嘘でしょ?

「海谷、心配してたよ。」

「嘘‥」
あんなに嫌われてるのに、
心配なんかしてくれるはず無いよ。

「花菜?」