2度目のその音は、 予想通りの会長さん。 「桜井さん、こんにちは?」 何だか、明るい声に聞こえた。 「こんにちは‥」 「桜井さん、どうしても 傷つきたいみたいだったから‥ ちゃんと、聞いてきてあげたのよ。」 知ってるよ‥ 今日の昼休み、裏庭で話していたの 見ちゃったんだから。 「証拠に‥ 録音もしてきてあげたのよ?」 ニヤリと笑って、会長さんが 取り出したもの――ボイスレコーダー 聞きたくない。 空哉くんは、何を言ったのだろう‥