花とキミ*春・夏




「‥花菜?」

本当は、近くにいたいのに‥

「私‥先に行くね?」

会長さんには、あんなこと言ったけど
本当は嫌われているのかな
なんて考えると近くにいるのが怖い。

「桜井さん。」

やはりというか、当然‥
会長さんの横を通り過ぎる時に
声をかけられた。

「‥何ですか?」

「あなた‥
随分痛い目にあいたいのね?」

「まだ‥邪魔だって、
言われてませんから。」

「まだ‥ね。
分かってるなら、
さっさと離れればいいのに‥
あなた、バカなの?」

「そうかもしれませんね‥」

「じゃあ今日の昼休みにでも、
あたしから聞いといてあげるわね。」

「お好きにしてください。」