花とキミ*春・夏




しばらくそこに座りこんでしまって、
やっと立ち上がった。


‥――ピーンポーン

「‥はい。」

「花菜です‥」

「花菜様‥お帰りなさい。」


「花菜ちゃーん!!遅かったじゃない?」

「ごめんなさい‥
テストで分からない所があったので、
聞いてたら遅くなりました。」

「花菜ちゃん、真面目ねー
ご飯の用意出来てるから、
着替えてきてね♪」

「‥あ‥ごめんなさい。
お腹空いていないんで、
ご飯いらないです。」

「え‥具合でも悪いの?」

「全然大丈夫です‥」

嘘ばかりついた私は、琉実さんと
目を合わすことが出来ずに
目をそらして、自分の部屋に行った。

「‥花菜ちゃん?」