花とキミ*春・夏




「あなた‥何なのよ‥」

掴まれた手に力がこもり、
肩に指が食い込む。

「そんなに‥
自分が可愛いと思ってるわけ?」

「そ‥そんなこと‥」

「じゃあ、近づかないでよ!!」

――ガタガタッ

「っ痛‥」

いきなり肩から手を離されて
突き飛ばされた。

「大して、可愛くもないのに‥
でしゃばらないで。

あたしが‥‥
あなたに負けるはずがない。

痛い目に合いたくなかったら、
今すぐに離れることね。」

――ガタン

驚くほどに冷たい目を向けた
会長さんは教室を出ていった。

「‥‥ふぁ‥‥‥」

怖かった‥
すごくすごく、冷たい目だった。