花とキミ*春・夏




*空哉side


「カレーパンとメロンパンください。」

「はーい‥ちょっと待ってね。」
いつものおばちゃんに頼んで
振り向きながら言う。

「雷哉、お前何に‥」
――いないし。

「はい、カレーパンとメロンパンね。」

「あ‥ありがとうございます。」

ひとまず、パンを受け取って
雷哉をざっと探す。

どこ行ったんだよ‥
めんどくさい。

「おー空哉‥」

「何がおー‥だよ。
‥って何持ってんだ?」

雷哉の手には、食堂のメニュー
にあるんだと思われる飯。

「ん‥Aランチ。」
そんなこと聞いてねぇよ。

「お前‥ここで食べるつもり?」

「あー‥そうだよ?」