花とキミ*春・夏




学校を出て、少し歩いた所にある
公園のベンチに座った。

「花菜‥ゆっくりでいいから。」

「うん‥
私、空哉くんたちのファンクラブ会長に
邪魔だから、近づかないでって言われた。」

「‥は?」

「空哉くん‥好きな人いるでしょ?
それって、会長さんだって‥
言われたの。」
涙をこらえて、軽く微笑んだ。

「私が、近くにいるのは邪魔だって‥
友達って思ってるのも
私の勘違いだって。
‥空哉くんも思ってるはずだ。
って言われたら、涙が出てきちゃって。

そしたら私に優しくしてくれたのは
何だったんだろうって、
どうして、家なんかに
来てくれたんだろうって‥
色々考えちゃって。

私、空哉くんのこと‥
本当に好きだったみたい‥っ」