花とキミ*春・夏




*空哉side


「もー空哉が掃除長いから〜
いなくなってたら、どうすんだよー」

「あのな‥別に俺のせいじゃないだろ?」

放課後、こんな言い合いをしながら
教室を出た。

「璃菜ちゃーん!!」

雷哉は早速見つけたらしく
大声で叫ぶ。

――うるせぇな‥

廊下に出ると、
確かに2人の姿が見えた。

「‥ん?」
何か、様子が変だ‥
花菜が藍沢に支えられてる?

不思議に思っていると、
藍沢が花菜に何かを話して
藍沢がこっちに歩いてきた。

反対方向に歩いていった花菜は、
こっちをチラリと見た。

‥花菜、泣いてた?

それは雷哉にも見えたのか、
慌てて藍沢に尋ねた。