花とキミ*春・夏




気づいたら、涙がポロポロと
流れていた。

何で、どうして?

‥――ガラッ

「ごめん‥花菜、お待たせ‥?
―――花菜、どうしたの?」

璃菜の問いかけに、答えることも
出来ずにただ首を横に振った。

「何もなくないでしょ?」

璃菜の顔もはっきり見えないくらい
涙で視界がぐちゃぐちゃ。

「‥花菜?」

璃菜が抱きしめて、背中を
擦ってくれるけど止まること
なんてないかのように
涙は、ポロポロと零れ落ちる。

「話‥聞くから‥ね?
公園でも行こう?」

璃菜は、私のバックを持って
私のことも支えながら教室を出た。