男達に溺愛された女

「宗吾~!!」


「あ、蘭だ。」



最近蘭はよく宗吾に話かけにくる。
そんな蘭の姿に少し嫉妬している自分がいて、そんな自分が嫌いだった。

蘭はいい子じゃない。
蘭は宗吾を取ったりしない。
宗吾も蘭と付き合うわけない。


嫉妬すると必ず自分に言い聞かせていた。



「蓮?蓮?」


「あ…。なに?」


「さっきからずっと呼んでんのに気づかないから心配したよ?」


「ごめん?考えことしてた。」


「なに?なんか悩んでんの?」


「ううん。今日の数学でわかんないとこあって…。」

「そ?私に聞かないでね?数学は無理だから!!」



学年10位に入ってる人が何を言うか…。



「俺、教えてあげようか?」



そう言ってきたのは意外にも頭が良いらしい、亮先輩。
亮先輩は学年5位に入る頭の持ち主。
顔に似合わず頭がいい。