男達に溺愛された女

それから、桜野先輩は私を家まで送ってくれた。
最後に、



「俺だけ名字で呼ばれんのは気にくわねぇから名前で呼べ。」


「…え。」


「なんだ嫌なのか?」


「えっーと…。」


「なんだよ。下の名前わかんねぇのか?」



分かるんだけど…。
なんか…。
今更…的な?



「呼ばねぇのか?呼ぶのか?呼ばねぇんだったら…。」



ニヤッと妖しく笑って私の顎を掴み上げ、



「このまま立てなくしてもいいんだぜ…?」



と甘く囁いた。
とっさに私は、



「呼びます!!呼びます!!」


そう言って、俯きながら


「あ…暁…先輩…。」



小さく呟いた。
でも、さ…暁先輩は意地悪く