男達に溺愛された女

「え…。なんで?帰ったんじゃ…。」


「あぁ、ここ来てこれ書いて帰ろって思って昇降口に行ったんだけど、やっぱりごめんは違うなって思って。戻ってきたら、泣き声して扉開けたら、蓮が泣いてた。」


「…。」



桜野先輩の吐息が首に…耳に…髪に…かかる…。


「いやなら、離れるけど…。」


「…。」



そう言った桜野先輩の腕は離すって言ったのに逆に強くなった。

それがおかしくて、笑ったら、



「なんだよ…。」



って低い声で言われた。