男達に溺愛された女

「だよね~。」



水着を手に取って一言。


「毎度毎度、私に似合わないような水着用意して、嫌がらせ?」



今回のは黒地に白い睡蓮と蝶がラメで描いてあった。



「はぁ…。」



呆れながらも水着に着替えて上からパーカーを着た。


リビングに行くと朔兄ちゃんと紫と圭くんが水着に着替えて待っていた。


「おぉ!!蓮!!バカ共は?」

「うん。着替えて来るって。」


「あぁ、そうか。暁達ももうすぐ来る。」



しばらく話して待っていると、暁たちが来た。



「お?全員揃ったな?」


「あぁ。」


「なら、行こうか!!」



後ろを振り返った私は暁の水着姿を見て固まった。
見たことはあるけど、やっぱりカッコいい。
どんな服も似合ってしまう。



「どうした?蓮。」


「へ?…あ、なんでもない!!なんでもないの!!」


「そうか?早く行くぞ?」

「うん!!」



私は暁と手を繋いでプールまで行った。
プールについたときはもう既に楓が水に顔をつける練習をしていた。



「1、2、3、4、5、ろ…「プハァ!!」おい、まだ5秒しか数えてねぇぞ?」

「だから、5秒もつけられたらスゲー進歩したって!!」



朔兄ちゃんが呆れた顔で見てたからきっと何回か繰り返していたのだろう。



「楓!!頑張りなよ!!」


「蓮!!」


「ちゃんと泳げるようになってね?」



そう笑いながら言った私を楓は恨めしそうに睨んだ。



「蓮を睨む暇があったら練習しろ!!練習!!」



睨んでいた楓の頭を紫が叩いた。



「いでぇ!?紫!!だいたいお前がスパルタなのがいけねぇんだ!!もっと優しく教えれよ!!」


「はぁ!?お前みたいな金槌に優しく教える優しさなんて生憎持ち合わせてねぇよ!!」