男達に溺愛された女

それを思い出したら泣けてきた。



「ふっ…。」


「あと少し!!」


「ふぇ…。」


「もうちょい!!」


「もう!!うるさいよ!!楓~!!ぇ~ん!!ウワァァァ…ァァ!!ヒックッ!!」


「よっし!!兄貴!!紫!!蓮が泣いちまったぞ!?」



私は頑張って泣こうと楓との思い出を思い出したけど、どーしても泣けないから暁に別れを告げられたという妄想をした。
そしたら涙がボロボロ溢れて止まらなくなった。

暁が泣き出したと同時に私を胸に抱き寄せてくれた。



「よく頑張ったな。」


「う…ヒックッ…暁…。」

「ん?」


「絶対に離さないでね?ヒッ…。」



小さい声で暁にしか聞こえないように話した。
暁は驚いていた。
急に変な話をしたからだろう。



「離すわけねぇだろ?バカ。」


「バカじゃないもん!!」