男達に溺愛された女

私は朔兄ちゃんからの電話を切るとすぐにさっき海に放り込まれた場所まで行った。

きっと泳げないってことは沈んだはず。
気を失ってたらヤバい。


「急がなきゃ。」



思いっきり息を吸い込んで海に潜った。
回りを見渡したらちょっと奥に楓の海パンが見えた。

息をまた吸い込むために1回上がってまた潜った。
今度は楓の海パンが見えた場所まで泳いで確認する。



「…ッ!!」



奥にいたのはやっぱり楓だった。
吸い込んできた息を少しだけ楓に送る。

また息を吸い込んで海に潜って楓を持ち上げた。


「楓!!楓!!しっかりして!!楓!!」



意識がないのか返事がない。



「楓~!!」



楓をかかえて叫びながら陸に上がる私を見て暁が走ってきた。