男達に溺愛された女

「さっきのあの話ってどういう意味ですか?」


「あぁ。あのままの意味だ。俺達の大事な女を傷つけることだけは絶対に許さない。」


「朔さん達の大事な女?」

「今は分からなくていい。ただもう少しで勘のいいお前のことだ。分かるだろ。」


「は…はぁ。」


「じゃあ、俺達はこのまま帰るわ。じゃあな!!」


「あ、ご苦労様でした!!」


桜野先輩は紫側の窓から離れてまた元の場所に戻っていった。

俺達の大事な女…ねぇ。
ジトーっと朔兄ちゃん達を見ていたら二人して慌てて言い訳をしてきた。


「いや!!ギリギリバレないところで止めたし!!」


「そうそう!!それに俺達の大事な女だってことも本当のことだろ!?」


「ま、いいや。」



そう言うと二人は安堵のため息を吐いた。
家に帰ってベッドに入り今日見た桜野先輩の姿を思い出しながら眠った。