男達に溺愛された女

自販機に着いて悩むのは何を飲もうじゃなくて、バレたらどーしようってこと。

別にバレてもいいんだけど、どんな顔をすればいいのか分からない。



「ココアでいいや。」



ココアを買うのに財布から120円出そうと開けたらドンッ!!と誰かが背中にぶつかったせいで小銭が落ちた。

それを拾おうとしゃがんだ時に前から歩いてくる集団の足が見えた。

ヤバい…。

咄嗟に思い小銭を拾ってココアを買わずその場所から離れた。



「はぁ…。」



学校来るのが今日だけで憂鬱。

ココアは違う自販機で買えばいっか。
そう思って違う自販機に行こうと来た道を戻った。



「蓮ちゃ~ん♪」



私を呼ぶ声がして振り返ると笑顔で手を大きく振りながら走ってくる俊太先輩の姿。
さすがにここでどっか行くのは不自然だから俊太先輩に笑って手を振りかえした。