【完】play boy にご用心



俺の腕の中にいる愛はか細くて弱くって力を入れたら折れてしまいそうだった。




「お前って本当にお人よしだな。普通人のために泣けるか?」




愛から返事は返ってこなかった。





本当に調子狂う。



いつもは女を抱きしめるときなんてやるときだけ。



しかも最後で捕まる場所がないからっていうだけ。



なのに、俺から抱きしめることになるなんて不思議だよな。



愛からはやわらかいシャンプーの香りがした。




ドキ-----


胸が高鳴っているのが分かった。