「さ、帰るか。暗くなってきたしな。」 蓮がコーラのグラスをぽんと机の上においた。 「愛が危ないからな。また、男に絡まれるかもしれねえし。」 また...? 「またって、蓮あの時助けてくれたときのこと覚えてるの?」 まさかね...。 となりに女の人いたし...。 「ああ、覚えてるけど。あのときってそこまで遠くないぞ。」 そっか...。 確かに。 でも、私はちょっとだけうれしかったんだ。